吉備真備の勉強部屋は、日本の歴史において菅原道真と並ぶ天才と称される吉備真備について、その言い伝えなどをまとめたホームページです。吉備真備については現代に残されている史料が極めてすくないために、その全容をはっきりとまとめることはほぼ不可能と言われていますが、できる限りのことをこのホームページにまとめていきたいと思います。また、当ホームページに掲載している内容につきましては、歴史上明らかにされていないがゆえに不確定な要素も含んでいます。明らかな間違いがございましたらご一報いただけましたら速やかに訂正いたしますので、よろしくお願いします。
吉備真備が亡き母を弔った事を記す楊貴氏墓誌ですが、この墓誌は、
源八という農民が1728年に奈良県五條市で最初に発見しました。
由緒ある墓誌ということで、地元の蓮華寺というお寺に納めたのですが、
その翌年以降、村は大凶作が続きます。
農家にとって豊作・凶作は死活問題です。
村の長老たちはこの凶作の原因は、墓誌を掘り起こしたことにあるのではないかという結論を出し、蓮華寺に納められていた墓誌を元あった場所にまた埋めました。
しかしその後も、あーだ、こーだと議論は続き、掘っては埋め、埋めては掘りの末に、いつの間にか行方不明となってしまったそうです。
確かに、墓誌なんていわれると、気味が悪いと感じるのもやむを得ないかもしれませんね。