吉備真備の勉強部屋は、日本の歴史において菅原道真と並ぶ天才と称される吉備真備について、その言い伝えなどをまとめたホームページです。吉備真備については現代に残されている史料が極めてすくないために、その全容をはっきりとまとめることはほぼ不可能と言われていますが、できる限りのことをこのホームページにまとめていきたいと思います。また、当ホームページに掲載している内容につきましては、歴史上明らかにされていないがゆえに不確定な要素も含んでいます。明らかな間違いがございましたらご一報いただけましたら速やかに訂正いたしますので、よろしくお願いします。
真備二度目の唐渡航の大きな目的の一つに金の調達というものもありました。
当時建造中であった東大寺の大仏に使う金箔が不足していたという記録が
残っており、遣唐使には唐の国で金の調達をすることも重要な任務として
課されていたようです。
この頃の政府は金の調達にかなり腐心していたようで、金の算出に関する
既述が当時の記録に残されています。
後の世の研究者たちの中には、このときの遣唐使の主な目的は、実は金を唐から調達することであったとする人も少なからずいるほどです。