金の調達

真備二度目の唐渡航の大きな目的の一つに金の調達というものもありました。
当時建造中であった東大寺の大仏に使う金箔が不足していたという記録が
残っており、遣唐使には唐の国で金の調達をすることも重要な任務として
課されていたようです。

この頃の政府は金の調達にかなり腐心していたようで、金の算出に関する
既述が当時の記録に残されています。

後の世の研究者たちの中には、このときの遣唐使の主な目的は、実は金を唐から調達することであったとする人も少なからずいるほどです。


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