2回目の遣唐使

遣唐使として18年にも及ぶ唐での生活を評価されてか、真備はその後
752年にも再度、遣唐使として唐に渡ることになります。

このときの遣唐使幹部の顔ぶれは、

遣唐大使・・・藤原清河
遣唐副使・・・大伴宿禰古麻呂
遣唐副使・・・吉備真備

といった感じです。

吉備真備は最初の任命時には名前がありませんでしたが、その後、追加任命という形で副使に任命されています。

詳細は不明ですが、唐の生活にすっかりなじんでいた真備の力を見こんでの追加任命であったことは想像に難くありません。

このときの遣唐使の目的は、@唐の高僧(鑑真)の招聘、A外交根回し(対新羅政策)、B金の調達、以上3点が主な目的であったとされています。


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