"吉備真備"と"吉備真吉備"

真備は、真吉備とも書きます。どちらも正しい表記で"まきび"
と読むのですが、最初は真吉備であったのを、遣唐使として
唐に渡ったころから真備と書いて"まきび"と読ませるように
なったと考えられています。

なぜかというと、当時、遣唐使として唐に渡った人のうち何人かは、
中国風な名前にするために自分の名前をアレンジした記録が
残っているからです。

例えば、

阿倍仲麻呂→阿倍仲満
大伴古麻呂→朋胡満

などです。

吉備真備も、おそらく、この例同様に

吉備真吉備→吉備真備

としたのではないでしょうか?
ちなみに、この吉備真備が町名の由来になっている岡山県真備町は、真備町と書いて"まびちょう"と読みます。そのまんまですね(笑)。

吉備真備駅
これは岡山の真備町にある吉備真備駅です。

吉備真備駅

吉備真備駅
そしてこれは吉備真備駅前に建てられている立て看板です。吉備真備が町のシンボルになっているようです。


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