吉備真備の勉強部屋は、日本の歴史において菅原道真と並ぶ天才と称される吉備真備について、その言い伝えなどをまとめたホームページです。吉備真備については現代に残されている史料が極めてすくないために、その全容をはっきりとまとめることはほぼ不可能と言われていますが、できる限りのことをこのホームページにまとめていきたいと思います。また、当ホームページに掲載している内容につきましては、歴史上明らかにされていないがゆえに不確定な要素も含んでいます。明らかな間違いがございましたらご一報いただけましたら速やかに訂正いたしますので、よろしくお願いします。
真備は、真吉備とも書きます。どちらも正しい表記で"まきび"
と読むのですが、最初は真吉備であったのを、遣唐使として
唐に渡ったころから真備と書いて"まきび"と読ませるように
なったと考えられています。
なぜかというと、当時、遣唐使として唐に渡った人のうち何人かは、
中国風な名前にするために自分の名前をアレンジした記録が
残っているからです。
例えば、
阿倍仲麻呂→阿倍仲満
大伴古麻呂→朋胡満
などです。
吉備真備も、おそらく、この例同様に
吉備真吉備→吉備真備
としたのではないでしょうか?
ちなみに、この吉備真備が町名の由来になっている岡山県真備町は、真備町と書いて"まびちょう"と読みます。そのまんまですね(笑)。
これは岡山の真備町にある吉備真備駅です。
そしてこれは吉備真備駅前に建てられている立て看板です。吉備真備が町のシンボルになっているようです。