吉備真備の勉強部屋は、日本の歴史において菅原道真と並ぶ天才と称される吉備真備について、その言い伝えなどをまとめたホームページです。吉備真備については現代に残されている史料が極めてすくないために、その全容をはっきりとまとめることはほぼ不可能と言われていますが、できる限りのことをこのホームページにまとめていきたいと思います。また、当ホームページに掲載している内容につきましては、歴史上明らかにされていないがゆえに不確定な要素も含んでいます。明らかな間違いがございましたらご一報いただけましたら速やかに訂正いたしますので、よろしくお願いします。
吉備真備は、735年に唐より帰国しますが、その際には数多くの品を
日本に持ち帰ったとされています。
書籍、楽器、武器、測量器具・・・。
当時のことを記した扶桑略記という資料には、
「真備が唐より持ち帰った品々は、あまりにも数が多くて記すことができない。」
と書かれているほどです。
朝廷に献上されたと記録が残っているものを一部ご紹介すると、
などなど。もちろん、真備が持ち帰ったものはこれだけではなく、記録に残っているものよりもはるかに多くの品を持ち帰ったと推測されます。
彼がこれらの品をもちかえったおかげで、唐礼や楽書要録は実際の儀式に活用されたと考えられますし、太衍暦経は後に実際に採用されたりもしました。
日本の歴史に多いに活用されたわけです。